ヒット祈願とドキュメンタリーに一言モノ申す

■綾瀬はるかの初期の売り方はおかしかった

綾瀬はるかはグラビアアイドル出身であり、デビュー当初はそれなりにふくよかだった。事務所はまずいと思ったのか、ビューティーコロシアムに出させてダイエットを強制させている。今も昔も、「ふくよか派」と「スリム派」は大きく二分しており、太っても痩せてもガッカリされるという、地獄のようなスパイラルに入りがちだ。

綾瀬はるかは「世界の中心で愛をさけぶ」のドラマ版で主役に抜擢された。その後ドラマはTBSを中心に起用されるが、いずれも暗いドラマ、影のある役であった。一方でバラエティ番組に出る綾瀬はるかはここ20年一貫して天然キャラ。影とは無縁の明るさを見せている。明るい役もやって暗い役もやるならまだしも、明るい役を一切やらない時期があったことに私は疑問を覚えた。

その後、ホタルノヒカリなど様々なドラマでヒットを飛ばすが、いずれも明るく、コメディチックなもの。大河ドラマ「八重の桜」などコメディ要素がないドラマでも結果を出している。白夜行に綾瀬はるか?と当時はすごく疑問に思ったものだ。

■日向坂46のヒット祈願も初期はおかしかった

日向坂46といえばハッピーオーラでおなじみであり、今でこそ誰もが楽しめるヒット祈願に仕上がっているが、初期は腹立たしいぐらいに過酷なヒット祈願が多かった。一番最初のバンジージャンプは、ハラスメントの領域である。どきどきキャンプの佐藤満春が号泣したから企画として成立したが、本来ならスタッフが猛省すべき企画です。

2番目の駅伝も3番目のドラゴンボートも過酷だった。全体的に過酷で、プレッシャーをかけるようなものが多かったが、思えば欅坂46はその手のヒット祈願がほとんどない。平手友梨奈が泣き叫びながらバンジージャンプを飛んだり、駅伝で心臓破りの坂を泣きながら走ったりしただろうか。日向坂46が乃木坂46の妹分ならわかるのだが。

極めつけは、チアリーディングだった。色んな仕事が詰め込まれ、その中でチアリーディングを行うことになる。チアリーディングに限らず、ダンス系の人たちは妥協をしてくれない。相手の事情を慮ることをせず、とにかく怒鳴りつけるのをまるで性癖のように行う。だから振付師を始め、ダンス系の人間は大嫌いだが、案の定、日向坂46のメンバーは限界寸前に追い込まれた。そして、小坂菜緒が長期休養を余儀なくされる。

まるで小坂菜緒が人柱になったかのように、その後のヒット祈願は緩やかなものへなっていく。そして、最新のヒット祈願は満足度が高いものになった。最初からそうしろとまでは言わないが、もう少し早い段階でできなかったのだろうか。

■残酷ショーに金を払う余裕はない

私は振付師やダンス系の人間が大嫌いだとご紹介したが、もう1つ毛嫌いするのがドキュメンタリーである。個人的に、カメラで切り取った瞬間、それは作り物だと思っているからだ。例えば、カメラの前でマネージャーがメンバーを叱りつけるとする。カメラを全く意識しないで怒る人はほとんどいない。言っちゃいけない言葉を言ったら使えなくなる。だから、怒っている自分をセルフで演出しようとする。

ドキュメンタリーを撮影するとなると、良くも悪くもそれを意識する。そして、見ている人たちに対し、この人たちは頑張っているんだと思わせ、忠誠心を誓わせる。小泉純一郎にでもなりきったかのように、「感動した!」と言い張り、他人の悲惨な状況には泣けないくせに、感動する自分に酔って泣くやつらが出てくる。

ただ、週刊誌や暴露系YouTuberに晒される醜態、あれは立派なドキュメンタリーだと思う。そもそも運営スタッフの内部で展開される生々しい話を収録せずして何がドキュメンタリーだ、笑わせんなと思ってしまう。そう思うとピュアな人間がオタクには多く、私は歪んでいるのかもしれない。

悲劇を背負い込んだり、戦うことを義務付けられたりしたグループならどんなドキュメンタリーもヒット祈願も理解する。しかし、ハッピーオーラをメインにするならハッピーオーラがメインになるヒット祈願をやり続けるべきだろう。それに日向坂46は思っている以上に体育会系であることはファンはみんな分かっている。

残酷ショーに金を払うほど、私はお金と労力に余裕がない。ただお金と労力に余裕がある人が大多数であることは、大変素晴らしいことではないだろうか。

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