コロナ禍の以前から配信アプリが結構存在しており、最近では今まで聞いたこともないような配信アプリも増えている。コロナ禍ぐらいまではツイキャスやSHOWROOMぐらいしか有名なものはなかったが、今では17ライブやミクチャ等が登場し、SHOWROOMなどと相まってアイドルは毎日配信を行っている。
こうした配信では課金アイテムの存在がアイドルの収入源となるが、配信企画の存在も大きい。優勝したらイベントの出場権がもらえる、雑誌に出られるなど色々な特典があるので、ファンは必死である。特にコロナ禍だと配信をいかにこなすかが重要視される。それしか活動がないわけだから、配信しないということはサボったようなもの。活動のアリバイ作りのためには配信はせざるを得なくなる。
坂道グループは日向坂46を中心にSHOWROOM選考を行ってきた。一番初めにSHOWROOM選考を行ったのがひらがなけやきのオーディション。今の1期生たちが経験したわけだが、この時、AKB48グループですらSHOWROOM選考を行っていない。まして、当時は配信アプリを使って選考を行うようなこともなかった。すべてが何も決まっていない中で、日向坂46の1期生たちは手探りの中で配信を行っている。
この選考のいいところは、「稼げるメンバー」を見つけ出せることだ。アイドル特有の釣りやSHOWROOMで最大限行えるボディラインの強調などで男の興味を惹き、投げ銭をしてもらうことができれば、入ってからも同じようなことをして稼ぐことはできる。SHOWROOMでは1万円の東京タワーがアイテムで投げられるが、その取り分は一説によると1割程度しかないらしい。運営からすれば笑いが止まらないだろう。
■SHOWROOM審査に関する意外な話
ご丁寧に、SHOWROOM審査で一番ポイントを稼いだのは誰かというランキングをつけているブログがある。これを見ていると、とても面白い。坂道グループの合同オーディションでも審査は行われたが、合格者で全体のトップは櫻坂46の藤吉夏鈴だった。ぼんやりとした記憶しかないが、当時の雰囲気的にわからんでもない感じはした。ちなみに唯一田村保乃だけが配信をやらずに合格した。今の活躍を見れば納得である。
櫻坂46や乃木坂46のメンバーがランクインする中でいつまでたっても日向坂46のメンバーたちは出てこない。ようやく出てきたのが森本茉莉だったが、ここでも真ん中より低め。そのほかの3人はワースト10の中にいる。顔出しができない事情もあっただろうが、それにしてもSHOWROOM配信でバンバン出ていた人たちが1人も入らないのはなぜなだったのだろうか。
1期生に関しては齊藤京子が1位で、高本彩花が2位、井口眞緒が3位。2期生は宮田愛萌が1位、渡邉美穂が2位、松田好花が3位。1期生に関しては得体のしれないツールで素人が配信をせざるを得ない中、何が何でも芸能界に入りたかった齊藤京子が必死になったのはわからんでもなく、良くも悪くも何も考えていない井口眞緒がランクインするのもわかる。2期生も今の活躍や活動当時の熱量からこの順位は納得である。
丹生明里は全体で最下位、確かほとんど配信をしていなかったと記憶する。今みたいなキャラも一切なくとても地味だった。まさか写真集を出すなんて、誰も思わない。ちなみに5位まで広げると1期生は加藤史帆と佐々木久美、2期生は金村美玖と富田鈴花が入ってくる。SHOWROOM審査はもしかして有能なのかもしれないと思わざるを得ないのだが、坂道グループの合同オーディションではその理論があまり通じなかったようである。
SHOWROOM選考をやる意味は、審査員では拾い切れない人を拾い上げるという点で個人的には有能だと思う。丹生明里だって審査員が評価していたから拾われたのであって、SHOWROOM第一主義だったら落選していたはずだ。これは田村保乃にも言える話で、審査員が早々に合格を決めているかのように1人だけ配信をしていない。そのような点ではSHOWROOM選考は必要だった。
ただSHOWROOM選考が必要とされる一番の大きな理由はいいメンバーを見つけるためではない。ファンが勝手に情報を調べ、身辺調査を行って、不適切な人物を排除するためである。現にオーディションの最中、様々な情報が飛び交い、断念せざるを得なかったメンバーが続出した。確かにマイナスに思えるかもしれないが、その後のグループ活動に置き換えるとどうだろうか。
SHOWROOM選考を経て採用された9割以上のメンバーはスキャンダルに巻き込まれていない。井口眞緒はやらかしているが、選考から3年が経っていた。要するにお披露目からすぐスキャンダルが発覚して出鼻を挫かれたメンバーはほとんどいないのだ。色んなグループでSHOWROOM選考が取り入れられるのは納得である。
ところが、乃木坂46の5期オーディションあたりからSHOWROOM選考が行われなくなった。その結果何が起きたかといえば、中西アルノを中心としたスキャンダル報道である。結果的に春休みのような活動自粛を経験し、今も尾を引いている。日向坂46の4期オーディションでもこの選考は行われない。それが何を意味するかはもうおわかりだろう。
日向坂46の1期生、2期生、3期生は加入直後のスキャンダル発覚という修羅場を1度も経験していない。3年間の日向坂46の歴史の中でスキャンダル発覚の修羅場は1回だけだが、それも3年前の話である。3期生に至ってはただの一度も経験したことがない。おそらくだが、4期生の誰かはスキャンダルが発覚する。よほど身辺調査を行い、興信所を使う勢いで身元を洗えば別だが、その行為そのものがアウトなので、高確率でスキャンダルは出てくる。
3期生からすれば後輩がいきなりやらかし、今まで経験したことがない修羅場を味わい、そして、下手すれば4期生がいきなりセンターになるかもしれない。これはきついだろう。1期生も2期生もこのスキャンダルに怒りを覚えるだろう。問題児だらけの4期生として扱われ、日向坂46の持ち味が色あせる可能性もある。だからこそ、研修期間を設けて厳しいセレクションを行っているのだろう。
しかし、「厳しいセレクション」で落とされるのは本来SHOWROOM選考で上位に来るメンバーで、下位でも合格する人物に「厳しいセレクション」はあってないようなものだ。この人物にセンターの素質があれば選んでしまうかもしれない。そのセンターがパパ活をやろうものなら日向坂46の未来は長くないと思う。これは妄想ではない。過去のグループで起きてきたことである。
なぜSHOWROOM選考をやらなかったのかはわからない。もしかすると素人が素人に行う身辺調査そのものを嫌ったのか、指導が入ったのかもしれない。だったらプロが見極めればいいのだが、乃木坂46のオーディションを見る限り、望み薄。自分のこの考えが単なる妄想に終わることを切に願う。それくらい日向坂46の4期オーディション発表は日向坂46の命運を左右するに違いない。

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